基本DIY、でもプロのサポートも受けたい

できるだけ自分たちで改修作業をやってみたいと思ってはいたものの、実際問題として素人の自分たちにできる範囲には限界があります。

それにリフォーム鬱(うつ)という言葉があるそうで、嬉々として古民家を手に入れたものの実際作業を始めてみると、その膨大で孤独な作業にだんだん楽しくなくなってきて、なんでこんなこと始めたんだろうと後悔し始めるとか。

ともにつくるDIYワークショップ?

プロのサポートを受けながら、自分たちでできるだけの範囲を作業し、更にみんなでワイワイ楽しく作業を進めることはできないかなあと探してみると、まさにドンピシャの本がありました。

ともにつくるDIYワークショップ リノベーション空間と8つのメソッド 単行本(ソフトカバー) – 2018/4/14

河野直 (著), 河野桃子 (著), つみき設計施工社 (著)

プロの設計者と工務店のサポートを受けながら、ワークショップ形式で興味のある人達が集まり、工事を進めていくって。これだよこれ。探していたのは。こんな工事方法があるなんてまさにびっくり。

実施しているのは市川市にある参加型リノベーションを専門とする工務店

つみき設計施工社

さっそく連絡をして打合せ。出てきたのは、いかにも人の良さそうな若い創業者ご夫妻と担当者の方々。後日、現地を一緒に下見して、すぐにお願いすることにしました。

予算も少ない中どこまで実現できるのかわかりませんが、家そのものよりも、今後の作業を考えるとなんかすごく楽しくなってきました。

それでは、また。

 

今日はこの曲をどうぞ

BossaCucaNova & Marcos Valle – Os Grilos

BossaCucaNova & Marcos Valle - Os Grilos - DVD

 

 

家探しの重要なポイント(備忘録)

家を買うことは一生のうちに何度もあることでもないと思うので、私が学んだ家探しのポイントを書いておこうと思います。

不動産を買うときの一番大事なことは「家は一軒だけじゃない」ということを肝に銘じておくことだと思います。

1.場所(地域)を限定しないと決められない

MabelAmber / Pixabay

場所も決めずに不動産を見ているといろんな家に目移りし、なかなか決められませんでした。まずは家を探す前に場所を限定することが重要です。

場所を決める手段として何度かその地域に旅行に行ってみるのがいいかもしれません。良さそうな地域が決まったら、いきなり家を買わずに、まずは賃貸してみるっていうのもいいかもしれません。

賃貸してしばらくその家に通っていると周りの地域とかどんな家が欲しいかというのが具体的にわかってきます。私たちの場合は、結果として物件選びがやりやすくなりました。

2.重要なのは家よりも土地

jpeter2 / Pixabay

場所をある程度絞り込んだら次は家さがし。

不動産を買うときに1番大切なのは土地選びだと思います。家は後からいくらでも建て替えはできますが、土地だけは一度買ったらどうしようもありません。その土地から見える景色や周辺の環境などはどう頑張っても変更のしようがありません。家を選ぶときはまず家を選ぶのではなくてその土地、その土地から見える景色や周りの環境を自分が気に入るかどうかが最重要ポイントです。

3.設備を見ないで家を見る

Skitterphoto / Pixabay

次に家選びですが、ここで注意したのは設備は気にしないと言うことです。家を建て替えるよりは設備を入れ替える方がとても安く済みます。どんなにボロボロの設備だろうと家自体がしっかりしているのであればあまり気にしないことかと思います。ただし、水回りの変更はお金がかかりますので、そのまま使えるに越したことはありません。

では家のどこがポイントかと言うと、雨漏りをしている家、傾いている家など明らかに修繕費用がかかるような家だけは避けた方が良いかと思います。やっぱり傾きを直したり屋根の修繕をしたりと言うのは大変な金額がかかりますので。ちなみに空き家よりは人が住んでいる家のほうが安心できます。少なくとも人が住んでいるということは生活するために必要な修繕はされているはずですから。

4.家は値切って買うのが当たり前

nattanan23 / Pixabay

気に入った土地と気に入った家が見つかったら次は価格交渉です。自分にとってはちょっと意外だったんですが、不動産の価格を値引きできないと思っている人が意外に多いそうです。不動産は価格交渉して値引きして買うのが基本だと思います。提示価格はあくまでも売主がこの価格で売れたらいいなぁと言う希望価格ですから、自分の予算と照らし合わせてどこまで売主と交渉するかが腕の見せ所です。

この価格交渉の時に1番陥りやすい間違いが物件に惚れてしまうということだそうです。何度も見ているうちにどうしても欲しくなってしまって、もうこの価格でもいいやと買ってしまうのがよくあるパターンだそうです。気に入る物件は後々いくらでも出てくると思って、1つの物件にこだわらずに自分の予算をきっちりと守る姿勢で物件を選ぶのがとても大切だと思います。ここで最初に言った1番重要なポイントがあるんです。「家は一軒だけじゃない。」

すぐに住める中古物件ではなくて古民家は買った後にいくらでもお金がかかります。買うこと自体に予算を使い果たしてしまうとその後みすぼらしいまましばらく住み続けなければいけなくなってしまいます。できるだけ買値を抑えて、その後の改修工事に予算を回すよう頑張りました。

それでは、また。

 

今日はこの曲をどうぞ

Ray LaMontagne – Jolene

古民家を探す

東京を生活の拠点にしながら週末を見晴らしの良い緑の中で暮らしてみたいと思いたち、物件探しがスタートしたのが6年前。

ネットで家さがしの末、ログハウスを借りる

主な情報源は田舎暮らし物件の専門サイトと通常の不動産サイト。すぐに必要なものでもないので気長に時々見る程度で、気になる物件は現地内覧をさせてもらいました。

古民家は本当にピンきりで、改装もバッチリですぐにでもほしい物件は手の出ない価格になるし、手頃な価格だと思うと内部がぼろぼろすぎて改装費用がとんでもなさそうなものがほとんどでした。

結局、たまたま見つけた千葉県長柄町のログハウスを借りて、2拠点生活の練習を開始しました。でも結果、実際に住んでみると周辺の地理も詳しくなり、この地域のどのあたりが良いかとか具体的にどんな物件がいいかなど、より詰まってきましたから、いきなり買わずにまずは賃貸でスタートするのは正解かもしれません。

大家さんとお別れし、木々に埋もれた大多喜の家に出会う

快適な2拠点生活でしたが、あっという間に何度めかの更新時期が来たことをきっかけに、気の合う大家さんともお別れしました。

しばらく物件探しの頻度も落ちていたのですが、不思議なもので、賃貸解約直後に今回の物件と出会うことになりました。

しばらく空き家で、うっそうとした木々に覆われた大多喜の家は、道路からは家の存在さえわかりません。

藪に囲まれ道から家が見えません

しかし、小高い丘の上に位置するこの家の周りは緑に囲まれた小高い山と広々とした空なので、周りを伐採すれば素晴らしい景色が手に入いるはずです。古民家に見えた家も築40年程度で十分自分たちでもなんとかできる範囲の改修で済みそうに思えました(ほとんど大工経験もなく、根拠もありませんでしたが)。

 

最後にこの曲をどうぞ

Isbells – Dreamer

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