しばらく時間が空きましたが、2月17日の第三回ワークショップ開催に向けて、第一回ワークショップで解体した床基礎工事が始まりました。
床の構造下図のようになっています。
(参照:http://www.100percent.co.jp/sumai/kouza_view/22)
このうち、シロアリなどでぼろぼろになっていた床束は金属製の鋼製束に交換しました。
基礎の立方体のコンクリート「ピンコロ」の上に、ウレタンボンドで接着し、ピンコロと大引、両方をビス止めします。
鋼製束は設置後に高さの微調整ができるので、すべての床束を設置が済んだところで、すべての大引の高さをレーザー水準器で合わせて、最後に鋼製束のボルトを締めます。
この上に根太を貼っていきます。
大引きは910mm、根太は303mmの間隔で貼っていきます。ピンコロはその大引きと根太の交差する真下に来るように910mm間隔で設置します。
床の端には大引きがありませんので、大引の代わりに「根太掛け」を設置して、根太を支えます。
根太の間に断熱材(スタイロフォーム)をはめ込んでいきます。
その上に、防水シートを敷き詰めて床下からの湿気を遮断した上で、前回は高さの関係で床板を直張りしていきましたが、今回は合板を下張します。
このあとはワークショップで参加者の皆さんと床板はりをしていきます。
この他にも、プロでなければ難しい工事を進めいただきました。
シロアリに食われてボロボロになっていた柱の補修
補修部分を切り出し、新しい木材と交換しました。見事にぴったりとはめ込み補修完了です。
さすがはプロの大工さん! 見事です。
同時に壁作りも始まりました。
角材で枠組みを組んで、455mm間隔で壁の土台を組んでいきます。
この土台に石膏ボードを張っていけば壁の完成です。
天井を抜いたあとの、壁作りも始まりました。土台を作ります。
土台の間に断熱材をはめ込みます。
今回はその上にネオマフォームという断熱材に色付けし貼り付けることにより、壁の代わりにしていきます。ネオマフォームは断熱材ですが、その燃えにくい性能により防耐火認定も取得しています。これで壁施工の工程を省略できるというつみきさんのアイデアです。
最後に部屋を仕切っていた欄間も撤去してもらいました。
思った以上に、ものすごい開放感です!
この他に自分たちでできるところを作業していきます。
この家は大型犬を飼っていたようで、柱に引っ掻いたり噛み付いた跡がいっぱいです。
電動サンダーで柱磨きをして、なんとかささくれは無くなりました。
さらに今回の作業を参考にワークショップに向けて、残った部屋は基礎から自分たちで作業を進めていきます。
今日はこの曲をどうぞ