区長さんにご挨拶に行ってきました

この家を購入してから近所の皆さんにはすでにご挨拶していましたが、今回はこの地区の区長さん(町会長に相当)にご挨拶に行ってきました。

東京に住んでいて町会長に挨拶に行ったことはないですが、ご近所の方からはかならず行くようにアドバイスされましたので行ってきました。都会と違い小さな集落ですから、集落でまとまっていろいろと相談することがあるそうです。

区長さんへのご挨拶にあたり、失礼のないように近所の方に教えてもらって、日本酒を2本持参していきました。田舎暮らしでは長年住んでいる方々の集落によそ者として入っていくわけですから、その地域の常識(しきたり)を確認していくことが必要ですよね。

区長さんの話によると、この地区は3つの集落からなり、総数37世帯、人口100人足らずの小さな集落だそうです。ご多分に漏れず高齢化と過疎化が進んで空き家も多くなってきたとのこと。人が増えるのはいいことだと喜んでもらいました。

この地区に住む上での義務等についても教えてもらいました。

  • 費用の負担として区費(町会費の相当)、消防団援護費
  • 集会(年5回)
  • 集落内道路、水路の草刈り作業(年2回)

など

すでに田舎暮らしを始めた知り合いから

「田舎は住んでみると都会よりも忙しいよ。何かと駆り出され大変だよ。60代でも若手だから。」

と聞いていたので覚悟はしていましたが、いまのところ十分対応できそうです。

それでは、また。

今日の曲をどうぞ

Keira Knightley  – Lost Stars

CAN A SONG SAVE YOUR LIFE? | Keira Knightley "Lost Stars" | Ab 28.8. im Kino!

水道の元栓に所有権があるって知ってましたか?

家を買った時に水道元栓の所有権を変更しないと水道が使えないことがあるようです。

いよいよ工事を始めるので水道を使い始める必要が出てきました。大多喜町では水道の管理は町役場で行なっています。給水の届け出が必要なので役場に行ってきました。

私「水道使用開始届を持ってきました。」

担当者「給水装置の所有者はKさん(前所有者)ですね。水道所有者変更届はありますか?」

私「私がこの家を購入したので登記も変更して、今は土地も家も私が所有者になってます。」

担当者「家や土地の所有とは別ですよ。給水装置の所有権の変更が必要です。」

私「えっ? 土地の所有権と別に水道の元栓に所有権があるんですか?」

役場の担当者に聞いたところ、水道を引いた時にお金を払って給水加入権を購入されているので、土地の売買契約書に給水装置の所有権移転が書かれていない限り、役場では移転を判断できないということでした。ちなみに給水装置の所有権は全国どこでもあるそうです。

すぐに不動産屋さんに連絡をして、書類に前所有者の印鑑をいただきました。

今回は何の問題もなかったのですが、場合によってはこの印鑑をもらうためにさらにお金を要求されたり、前所有者に所有権を主張されて裁判にまでなったケースがあるそうです。

中古の不動産売買をするときの見落としがちな注意点でした。

それでは、また。

今日はこの曲をどうぞ

Justin Timberlake – Say Something by Allman Brown (Covers)

Justin Timberlake - Say Something by Allman Brown | COVERS 4K

家探しの重要なポイント(備忘録)

家を買うことは一生のうちに何度もあることでもないと思うので、私が学んだ家探しのポイントを書いておこうと思います。

不動産を買うときの一番大事なことは「家は一軒だけじゃない」ということを肝に銘じておくことだと思います。

1.場所(地域)を限定しないと決められない

MabelAmber / Pixabay

場所も決めずに不動産を見ているといろんな家に目移りし、なかなか決められませんでした。まずは家を探す前に場所を限定することが重要です。

場所を決める手段として何度かその地域に旅行に行ってみるのがいいかもしれません。良さそうな地域が決まったら、いきなり家を買わずに、まずは賃貸してみるっていうのもいいかもしれません。

賃貸してしばらくその家に通っていると周りの地域とかどんな家が欲しいかというのが具体的にわかってきます。私たちの場合は、結果として物件選びがやりやすくなりました。

2.重要なのは家よりも土地

jpeter2 / Pixabay

場所をある程度絞り込んだら次は家さがし。

不動産を買うときに1番大切なのは土地選びだと思います。家は後からいくらでも建て替えはできますが、土地だけは一度買ったらどうしようもありません。その土地から見える景色や周辺の環境などはどう頑張っても変更のしようがありません。家を選ぶときはまず家を選ぶのではなくてその土地、その土地から見える景色や周りの環境を自分が気に入るかどうかが最重要ポイントです。

3.設備を見ないで家を見る

Skitterphoto / Pixabay

次に家選びですが、ここで注意したのは設備は気にしないと言うことです。家を建て替えるよりは設備を入れ替える方がとても安く済みます。どんなにボロボロの設備だろうと家自体がしっかりしているのであればあまり気にしないことかと思います。ただし、水回りの変更はお金がかかりますので、そのまま使えるに越したことはありません。

では家のどこがポイントかと言うと、雨漏りをしている家、傾いている家など明らかに修繕費用がかかるような家だけは避けた方が良いかと思います。やっぱり傾きを直したり屋根の修繕をしたりと言うのは大変な金額がかかりますので。ちなみに空き家よりは人が住んでいる家のほうが安心できます。少なくとも人が住んでいるということは生活するために必要な修繕はされているはずですから。

4.家は値切って買うのが当たり前

nattanan23 / Pixabay

気に入った土地と気に入った家が見つかったら次は価格交渉です。自分にとってはちょっと意外だったんですが、不動産の価格を値引きできないと思っている人が意外に多いそうです。不動産は価格交渉して値引きして買うのが基本だと思います。提示価格はあくまでも売主がこの価格で売れたらいいなぁと言う希望価格ですから、自分の予算と照らし合わせてどこまで売主と交渉するかが腕の見せ所です。

この価格交渉の時に1番陥りやすい間違いが物件に惚れてしまうということだそうです。何度も見ているうちにどうしても欲しくなってしまって、もうこの価格でもいいやと買ってしまうのがよくあるパターンだそうです。気に入る物件は後々いくらでも出てくると思って、1つの物件にこだわらずに自分の予算をきっちりと守る姿勢で物件を選ぶのがとても大切だと思います。ここで最初に言った1番重要なポイントがあるんです。「家は一軒だけじゃない。」

すぐに住める中古物件ではなくて古民家は買った後にいくらでもお金がかかります。買うこと自体に予算を使い果たしてしまうとその後みすぼらしいまましばらく住み続けなければいけなくなってしまいます。できるだけ買値を抑えて、その後の改修工事に予算を回すよう頑張りました。

それでは、また。

 

今日はこの曲をどうぞ

Ray LaMontagne – Jolene

古民家を探す

東京を生活の拠点にしながら週末を見晴らしの良い緑の中で暮らしてみたいと思いたち、物件探しがスタートしたのが6年前。

ネットで家さがしの末、ログハウスを借りる

主な情報源は田舎暮らし物件の専門サイトと通常の不動産サイト。すぐに必要なものでもないので気長に時々見る程度で、気になる物件は現地内覧をさせてもらいました。

古民家は本当にピンきりで、改装もバッチリですぐにでもほしい物件は手の出ない価格になるし、手頃な価格だと思うと内部がぼろぼろすぎて改装費用がとんでもなさそうなものがほとんどでした。

結局、たまたま見つけた千葉県長柄町のログハウスを借りて、2拠点生活の練習を開始しました。でも結果、実際に住んでみると周辺の地理も詳しくなり、この地域のどのあたりが良いかとか具体的にどんな物件がいいかなど、より詰まってきましたから、いきなり買わずにまずは賃貸でスタートするのは正解かもしれません。

大家さんとお別れし、木々に埋もれた大多喜の家に出会う

快適な2拠点生活でしたが、あっという間に何度めかの更新時期が来たことをきっかけに、気の合う大家さんともお別れしました。

しばらく物件探しの頻度も落ちていたのですが、不思議なもので、賃貸解約直後に今回の物件と出会うことになりました。

しばらく空き家で、うっそうとした木々に覆われた大多喜の家は、道路からは家の存在さえわかりません。

藪に囲まれ道から家が見えません

しかし、小高い丘の上に位置するこの家の周りは緑に囲まれた小高い山と広々とした空なので、周りを伐採すれば素晴らしい景色が手に入いるはずです。古民家に見えた家も築40年程度で十分自分たちでもなんとかできる範囲の改修で済みそうに思えました(ほとんど大工経験もなく、根拠もありませんでしたが)。

 

最後にこの曲をどうぞ

Isbells – Dreamer

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