第5回古民家ワークショップ〜タイル張り&漆喰編〜

いよいよつみきさんにリードいただくワークショップの最終回を迎えました。

いつもどおり多くの参加者に恵まれて、朝の挨拶からスタートです。

いつもどおり3チームに分かれて作業していきます。

本日の作業は3つ。漆喰塗り、タイル張り、塗装です。

まずは漆喰チーム。しっかりと養生をして、作業スタートしました。漆喰はすでに前回も実施しているので、経験者はスムーズに塗り進めていきます。

今回新規作業のタイル張りチームです。シート状になっているタイルをボンドでどんどん張っていきます。ちなみにここはキッチンです。

3つ目は塗装チーム。流石に塗装は他のチームとスピードが違い、あっという間に一部屋塗り終えてしまいます。

休憩をはさんで、メンバーを交代して、はり終えたタイルの目地を塗っていきます。

昼食後は、作業を終えてしまった塗装チームがなくなりタイルチームと漆喰チームに別れました。

人数の増えた漆喰チームは狭い部屋にギュウギュウです。

今日の3時のおやつは焚き火の炭で焼いたそら豆と新玉ねぎです。

休憩後のタイルチームはタイルの表面に残った半乾きになった目地材を濡らしたスポンジで落としていきます。

こんなにきれいに貼れました。

そしてとうとう最後のワークショップも終了しました。

毎回ワイワイと楽しく進んだワークショップも一旦区切りとなりますが、このあとは私達と数名規模で行う小規模な作業を継続していきます。

みんながいなくなったあとの作業場も、なんか寂しく感じます。

これまでの5回のワークショップにご参加いただいた延べ人数74名の皆さん、本当にありがとうございました。

そして、つみき設計施工者の方々、ほんとにお願いしてよかった!希望していた以上の楽しさでした。

夏に、これまで参加いただいた皆さんをBBQにお呼びできるように、黙々と作業を続けます。

今後も個別に作業参加は大歓迎です。作業予定はFBのイベントに載せておきますので、チェックしてください。

作業はまだまだ続きます。

 

今日はこの曲を。

You can get it if you really want - Jimmy Cliff

 

 

 

 

 

第4回古民家WS漆喰、塗装&床貼り編

第4回目となるワークショップは、漆喰塗り、塗装、そして杉板の床貼りとなりました。今回も募集をかけると早々と定員となる人気です。

今回も常連の方、新規の方半々の十数名で3グループに分かれて作業を進めていきます。いつもどおり、全員の方がすべての作業を経験できるように、休憩時間ごとに作業をローテーションしていきます。

まずは簡単な自己紹介をして、早速作業に取り掛かります。

まずは漆喰塗りグループ。

 

今回は和室の砂壁の上に漆喰を塗っていきます。

作業内容は、3段階です。

1.養生

2.シーラーの塗布

3.漆喰塗り

今回はワークショップ当日すぐに漆喰作業をするために、前日に養生とシーラーを塗っています。シーラーを塗ることで砂壁をある程度おさえる事ができ、塗ったあとのヤニのシミを防ぐ事ができるそうです。(今回はそれでもヤニが浮き出てきました。)

塗ったシーラーはこれ。

下地補強シーラー 「シンコー ガードシーラー 1kg

今回塗る漆喰はこれです。

ロイヤル通販オリジナル漆喰 「簡単 練り漆喰 壁材・天井材[1坪用/畳2畳分]4.0kg仕様 ホワイト

今回作業するのは深緑の砂壁の和室です。

つみき設計施工社の河野さんから、漆喰の特徴、塗り方などの説明を受けています。

いざ塗り始めると、当然ですが左官屋さんのように平らに塗ることはできず、それぞれが個性的な模様を描きながら塗っていきます。塗装と比べるととても時間のかかる作業ですが、塗っている方々はかなり楽しみながら進めていきました。

一箇所治すと別のところが歪んでしまう。それをまた修正することの繰り返しで徐々に塗り進めていきました。

 

こちらはペンキ塗り作業。スピードが全然違います。

 

 

そしていつもの床貼り作業。インパクトドライバーがはじめての参加者からスタートです。

 

天気予報は雨でしたが、なんとか持ちこたえて気持ちのいい天気のもと屋外でランチです。

近くの野菜直売所で買った朝取りの筍を焚き火の炭でじっくりと焼き上げ、おやつに。何もつけなくてもほくほくで香りのいい筍は大好評。地場の新ジャガもほくほくのまま、バターを挟んでいただきました。

 

最後の休憩で元気を取り戻し、最後の作業へ。

皆さんのおかげで、漆喰は八畳間の壁全面が完了しました。シーラーを下塗りしましたが、残念ながら長年のヤニが少し浮いてきているようです。

 

ペイントグループは、当初予定していた部分は早々と完了し、予定外の場所まで塗ってくれました。

 

床貼りチームもいいペースで作業を進めて、時間切れ。

最後に車座になって、それぞれの感想と質問を河野さんが聞いていきます。

いつもどおり、皆さん怪我もなく楽しく作業をしていただいたようで、良かった! やはり、みんなで作業していると楽しい。

つみきさん主催のワークショップも残すところあと一回となってきました。

その後も自主参加で作業に参加していただけるというメンバーも出てきて、ホント頼もしい限りです。

 

それでは今日はこれでも。

Aaron Espe - "Sunday Night In Chinatown" [Live Session]

第三回古民家再生プロジェクト床貼り編

大多喜の家再生ワークショップも第三回を迎えました。

第一回から参加いただいているメンバーにあらたなメンバーも加わりスタートしました。

今回はさらに施工をお願いしているつみき施工さんのところに、アメリカからインターンに来ているハーバード大学生のブライアンさんやポルトガル出身の方も加わり英語も入ったワークショップとなりました。

焚き火を囲んで暖をとりながら、まずは簡単な自己紹介から。

これから古民家を買ってDIYで改修しようと思っている方、すでにある田舎の家を自分で改修する予定の方、建築関係の各部の大学生などそれぞれの興味で参加していただきました。

この日は3グループに分かれての作業です。

まずはプロの大工さんから床の構造説明と安全に作業をするための注意点を聞きます。

いよいよ3グループに分かれての作業開始となります。

インパクトドライバーを使うのが初めてというメンバーも多く、開始当初は空回りするドライバーの音がそこかしこから聞こえてきます。

2グループが床貼りを担当し、あと1グループは土台づくりです。

この家の半分はプロの手で合板まで貼ってありますが、残りはその作業を見て自分たちで完成する予定なので、床貼りと並行して土台づくりを行うという珍しいワークショップとなりました。

土を掘って、910mm間隔で土台となるコンクリート塊(ピンコロ)を固定し、その上に鋼製束を固定して大引を支える土台づくりです。

簡単そうに見えますがピンコロの高さと水平を合わせ、大引に束を下からビスで固定するのは初心者には結構難しい作業です。

初めは一つのピンコロの固定にも数人がかりで四苦八苦です。

一方の床張りグループはだんだんと慣れてくると、空回りするドライバーの音も少なくなってきました。

今回は前回と違い、根太への直張りではなく、合板にボンド付してビスどめの作業です。

前回は細い根太の上に立ち、時には断熱材を踏み抜きながらの作業でしたが、今回は足場が安定している分、だいぶ効率が良いようです。

2時間に1回程度の休憩を挟みながら、グループをローテーションしてみんなが色々な作業に参加できるようになっています。集中力が落ちてくると怪我をしやすくなるので、休憩も重要な作業です。

土台チームの作業も順調に進んでいきます。

さすが人数がいるとスピードが違います。ピンコロの設置も根太の設置もどんどん進みます。

外で廃材を燃やしていた焚き火では焼き芋もいい具合に出来上がってきます。

床板はりもどんどん進み、

根太はりも完了です。

帰りのバスの時間に合わせて作業も終了し、おしるこを食べて本日のワークショップは終了です。

 

今回の作業は想像以上のスピードで進みました。参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました。

次回4月、また会いましょう!

今日はこの曲で

Kygo - Happy Now ft. Sandro Cavazza (Official Video)

土台からDIYすることになりました

当初は想定してなかった基礎工事までDIYすることになりました。

前回、プロの大工さんの仕事を手伝いながらその工程を教えてもらいましたが、今回はそれを見よう見まねで自分でやります。

まずはこの腐った大引きの撤去から。

そしていよいよ、隣の部屋を施工した大工さんの大引にはめ込む大引きを加工する作業です。

切り込みに合うように丸鋸で加工します。

結果はこれです。

もちろん一発で決まるはずはなく、何度も微調整しましたが、初めてにしては大満足です。

もちろん、端には根太掛けも作りました。

このころには、切り込みがきれいに決まると快感になってきました。

大引の下には鋼製束の設置です。

きれいに決まりました。

更に大引に防虫、防腐材を塗っていきます。

束の設置は力尽きて、1個で終了です。このあとはワークショップで作っていきます。

 

今日はこの曲を

Miley Cyrus - Malibu (Official Video)

床基礎工事が始まりました

しばらく時間が空きましたが、2月17日の第三回ワークショップ開催に向けて、第一回ワークショップで解体した床基礎工事が始まりました。

床の構造下図のようになっています。

(参照:http://www.100percent.co.jp/sumai/kouza_view/22)

このうち、シロアリなどでぼろぼろになっていた床束は金属製の鋼製束に交換しました。

基礎の立方体のコンクリート「ピンコロ」の上に、ウレタンボンドで接着し、ピンコロと大引、両方をビス止めします。

鋼製束は設置後に高さの微調整ができるので、すべての床束を設置が済んだところで、すべての大引の高さをレーザー水準器で合わせて、最後に鋼製束のボルトを締めます。

この上に根太を貼っていきます。

大引きは910mm、根太は303mmの間隔で貼っていきます。ピンコロはその大引きと根太の交差する真下に来るように910mm間隔で設置します。

床の端には大引きがありませんので、大引の代わりに「根太掛け」を設置して、根太を支えます。

根太の間に断熱材(スタイロフォーム)をはめ込んでいきます。

 

その上に、防水シートを敷き詰めて床下からの湿気を遮断した上で、前回は高さの関係で床板を直張りしていきましたが、今回は合板を下張します。

このあとはワークショップで参加者の皆さんと床板はりをしていきます。

この他にも、プロでなければ難しい工事を進めいただきました。

シロアリに食われてボロボロになっていた柱の補修

補修部分を切り出し、新しい木材と交換しました。見事にぴったりとはめ込み補修完了です。

さすがはプロの大工さん! 見事です。

同時に壁作りも始まりました。

角材で枠組みを組んで、455mm間隔で壁の土台を組んでいきます。

この土台に石膏ボードを張っていけば壁の完成です。

天井を抜いたあとの、壁作りも始まりました。土台を作ります。

 

土台の間に断熱材をはめ込みます。

今回はその上にネオマフォームという断熱材に色付けし貼り付けることにより、壁の代わりにしていきます。ネオマフォームは断熱材ですが、その燃えにくい性能により防耐火認定も取得しています。これで壁施工の工程を省略できるというつみきさんのアイデアです。

最後に部屋を仕切っていた欄間も撤去してもらいました。

思った以上に、ものすごい開放感です!

 

この他に自分たちでできるところを作業していきます。

この家は大型犬を飼っていたようで、柱に引っ掻いたり噛み付いた跡がいっぱいです。

電動サンダーで柱磨きをして、なんとかささくれは無くなりました。

さらに今回の作業を参考にワークショップに向けて、残った部屋は基礎から自分たちで作業を進めていきます。

 

今日はこの曲をどうぞ

Kiana Ledé - EX (Official Video)

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