大多喜は春になり、まだまだ作業は続いています

大多喜もすっかり春になり、庭の枝垂れ桜が咲き始めました。

作業もゆっくりと進んでいます。ひたすら床貼りです。

いよいよ和室部分の床貼りです。ここは根太がまだしっかりしているので、このまま気密シートを貼って捨て張りをします。畳には断熱効果もあるので、この部屋にはスタイロフォームは入れません。

で、こんな感じに仕上がりました。(気密シートを貼った状態の写真も撮っておけばよかった。)

庭のチューリップもすっかり満開です。いろいろな色のチューリップが咲くという球根セットを購入して植えましたが、ご覧の通り赤一色。

石膏ボードではじめての壁作りも開始です。

石膏ボードはカッターで簡単に切れるので、作業がはかどります。何回かカッターで切込みを入れて、裏から叩くと簡単に割れます。

でも今回知ったことですが、石膏ボードは安価で使いやすくとてもいい材料ですが、一点だけ欠点があります。廃棄するときの費用が馬鹿高い!通常のゴミとしては引き取ってもらえませんので、産業廃棄物として捨てなければなりません。数百円で買える石膏ボードも捨てるときには廃棄費用が1万円/平米位かかります。

このあとは、次回ワークショップで作業継続です。

 

それでは、今日の曲です。

Ray LaMontagne - Such A Simple Thing (Live from Later... with Jools Holland on BBC1)

 

床貼り継続作業してきました

今回はワークショップでやり残した床貼り作業の継続作業です。

ワークショップにも毎回参加いただいているSさんとTさんも、わざわざ休日にもかかわらずお手伝いいただきました。

床板を黙々と張っていきます。ワークショップで多人数とやっているときと違い、単調な作業だけに一人でやると結構疲れます。

最後の板はすこし細工が必要です。

柱の出っ張りに合わせて、切込みを入れます。

壁にはまりやすくするために、壁側の切断面は斜めにカットします。壁際に合わせて、板の幅も丸鋸をフリーハンドで切っていきます。丸鋸の扱いもだいぶ慣れてきました。

(参照:https://99diy.tokyo/wooden_flooring/)

前回のワークショップで根太を貼っていった部屋は、レーザー水平器で根太のレベルを合わせて、鋼製束を微調整して、ピンコロにビス止めしました。

Tさんに根太の張り残りを施工してもらって、断熱材をはめ込んでいきます。

サイズ合わせに四苦八苦しながら、ゆっくりと作業は進みます。時々力を入れすぎて割ってしまうことも。この作業が一番大変かも。

一方、寝室と和室の間の壁作りをSさんにお願いし、ここまでできました。

すばらしい!

と、ここまででこの週末の作業は終了し、近所のいつもの温泉にGO!

今日はこの曲を

第三回古民家再生プロジェクト床貼り編

大多喜の家再生ワークショップも第三回を迎えました。

第一回から参加いただいているメンバーにあらたなメンバーも加わりスタートしました。

今回はさらに施工をお願いしているつみき施工さんのところに、アメリカからインターンに来ているハーバード大学生のブライアンさんやポルトガル出身の方も加わり英語も入ったワークショップとなりました。

焚き火を囲んで暖をとりながら、まずは簡単な自己紹介から。

これから古民家を買ってDIYで改修しようと思っている方、すでにある田舎の家を自分で改修する予定の方、建築関係の各部の大学生などそれぞれの興味で参加していただきました。

この日は3グループに分かれての作業です。

まずはプロの大工さんから床の構造説明と安全に作業をするための注意点を聞きます。

いよいよ3グループに分かれての作業開始となります。

インパクトドライバーを使うのが初めてというメンバーも多く、開始当初は空回りするドライバーの音がそこかしこから聞こえてきます。

2グループが床貼りを担当し、あと1グループは土台づくりです。

この家の半分はプロの手で合板まで貼ってありますが、残りはその作業を見て自分たちで完成する予定なので、床貼りと並行して土台づくりを行うという珍しいワークショップとなりました。

土を掘って、910mm間隔で土台となるコンクリート塊(ピンコロ)を固定し、その上に鋼製束を固定して大引を支える土台づくりです。

簡単そうに見えますがピンコロの高さと水平を合わせ、大引に束を下からビスで固定するのは初心者には結構難しい作業です。

初めは一つのピンコロの固定にも数人がかりで四苦八苦です。

一方の床張りグループはだんだんと慣れてくると、空回りするドライバーの音も少なくなってきました。

今回は前回と違い、根太への直張りではなく、合板にボンド付してビスどめの作業です。

前回は細い根太の上に立ち、時には断熱材を踏み抜きながらの作業でしたが、今回は足場が安定している分、だいぶ効率が良いようです。

2時間に1回程度の休憩を挟みながら、グループをローテーションしてみんなが色々な作業に参加できるようになっています。集中力が落ちてくると怪我をしやすくなるので、休憩も重要な作業です。

土台チームの作業も順調に進んでいきます。

さすが人数がいるとスピードが違います。ピンコロの設置も根太の設置もどんどん進みます。

外で廃材を燃やしていた焚き火では焼き芋もいい具合に出来上がってきます。

床板はりもどんどん進み、

根太はりも完了です。

帰りのバスの時間に合わせて作業も終了し、おしるこを食べて本日のワークショップは終了です。

 

今回の作業は想像以上のスピードで進みました。参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました。

次回4月、また会いましょう!

今日はこの曲で

Kygo - Happy Now ft. Sandro Cavazza (Official Video)

土台からDIYすることになりました

当初は想定してなかった基礎工事までDIYすることになりました。

前回、プロの大工さんの仕事を手伝いながらその工程を教えてもらいましたが、今回はそれを見よう見まねで自分でやります。

まずはこの腐った大引きの撤去から。

そしていよいよ、隣の部屋を施工した大工さんの大引にはめ込む大引きを加工する作業です。

切り込みに合うように丸鋸で加工します。

結果はこれです。

もちろん一発で決まるはずはなく、何度も微調整しましたが、初めてにしては大満足です。

もちろん、端には根太掛けも作りました。

このころには、切り込みがきれいに決まると快感になってきました。

大引の下には鋼製束の設置です。

きれいに決まりました。

更に大引に防虫、防腐材を塗っていきます。

束の設置は力尽きて、1個で終了です。このあとはワークショップで作っていきます。

 

今日はこの曲を

Miley Cyrus - Malibu (Official Video)

床基礎工事が始まりました

しばらく時間が空きましたが、2月17日の第三回ワークショップ開催に向けて、第一回ワークショップで解体した床基礎工事が始まりました。

床の構造下図のようになっています。

(参照:http://www.100percent.co.jp/sumai/kouza_view/22)

このうち、シロアリなどでぼろぼろになっていた床束は金属製の鋼製束に交換しました。

基礎の立方体のコンクリート「ピンコロ」の上に、ウレタンボンドで接着し、ピンコロと大引、両方をビス止めします。

鋼製束は設置後に高さの微調整ができるので、すべての床束を設置が済んだところで、すべての大引の高さをレーザー水準器で合わせて、最後に鋼製束のボルトを締めます。

この上に根太を貼っていきます。

大引きは910mm、根太は303mmの間隔で貼っていきます。ピンコロはその大引きと根太の交差する真下に来るように910mm間隔で設置します。

床の端には大引きがありませんので、大引の代わりに「根太掛け」を設置して、根太を支えます。

根太の間に断熱材(スタイロフォーム)をはめ込んでいきます。

 

その上に、防水シートを敷き詰めて床下からの湿気を遮断した上で、前回は高さの関係で床板を直張りしていきましたが、今回は合板を下張します。

このあとはワークショップで参加者の皆さんと床板はりをしていきます。

この他にも、プロでなければ難しい工事を進めいただきました。

シロアリに食われてボロボロになっていた柱の補修

補修部分を切り出し、新しい木材と交換しました。見事にぴったりとはめ込み補修完了です。

さすがはプロの大工さん! 見事です。

同時に壁作りも始まりました。

角材で枠組みを組んで、455mm間隔で壁の土台を組んでいきます。

この土台に石膏ボードを張っていけば壁の完成です。

天井を抜いたあとの、壁作りも始まりました。土台を作ります。

 

土台の間に断熱材をはめ込みます。

今回はその上にネオマフォームという断熱材に色付けし貼り付けることにより、壁の代わりにしていきます。ネオマフォームは断熱材ですが、その燃えにくい性能により防耐火認定も取得しています。これで壁施工の工程を省略できるというつみきさんのアイデアです。

最後に部屋を仕切っていた欄間も撤去してもらいました。

思った以上に、ものすごい開放感です!

 

この他に自分たちでできるところを作業していきます。

この家は大型犬を飼っていたようで、柱に引っ掻いたり噛み付いた跡がいっぱいです。

電動サンダーで柱磨きをして、なんとかささくれは無くなりました。

さらに今回の作業を参考にワークショップに向けて、残った部屋は基礎から自分たちで作業を進めていきます。

 

今日はこの曲をどうぞ

Kiana Ledé - EX (Official Video)

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