第4回古民家WS漆喰、塗装&床貼り編

第4回目となるワークショップは、漆喰塗り、塗装、そして杉板の床貼りとなりました。今回も募集をかけると早々と定員となる人気です。

今回も常連の方、新規の方半々の十数名で3グループに分かれて作業を進めていきます。いつもどおり、全員の方がすべての作業を経験できるように、休憩時間ごとに作業をローテーションしていきます。

まずは簡単な自己紹介をして、早速作業に取り掛かります。

まずは漆喰塗りグループ。

 

今回は和室の砂壁の上に漆喰を塗っていきます。

作業内容は、3段階です。

1.養生

2.シーラーの塗布

3.漆喰塗り

今回はワークショップ当日すぐに漆喰作業をするために、前日に養生とシーラーを塗っています。シーラーを塗ることで砂壁をある程度おさえる事ができ、塗ったあとのヤニのシミを防ぐ事ができるそうです。(今回はそれでもヤニが浮き出てきました。)

塗ったシーラーはこれ。

下地補強シーラー 「シンコー ガードシーラー 1kg

今回塗る漆喰はこれです。

ロイヤル通販オリジナル漆喰 「簡単 練り漆喰 壁材・天井材[1坪用/畳2畳分]4.0kg仕様 ホワイト

今回作業するのは深緑の砂壁の和室です。

つみき設計施工社の河野さんから、漆喰の特徴、塗り方などの説明を受けています。

いざ塗り始めると、当然ですが左官屋さんのように平らに塗ることはできず、それぞれが個性的な模様を描きながら塗っていきます。塗装と比べるととても時間のかかる作業ですが、塗っている方々はかなり楽しみながら進めていきました。

一箇所治すと別のところが歪んでしまう。それをまた修正することの繰り返しで徐々に塗り進めていきました。

 

こちらはペンキ塗り作業。スピードが全然違います。

 

 

そしていつもの床貼り作業。インパクトドライバーがはじめての参加者からスタートです。

 

天気予報は雨でしたが、なんとか持ちこたえて気持ちのいい天気のもと屋外でランチです。

近くの野菜直売所で買った朝取りの筍を焚き火の炭でじっくりと焼き上げ、おやつに。何もつけなくてもほくほくで香りのいい筍は大好評。地場の新ジャガもほくほくのまま、バターを挟んでいただきました。

 

最後の休憩で元気を取り戻し、最後の作業へ。

皆さんのおかげで、漆喰は八畳間の壁全面が完了しました。シーラーを下塗りしましたが、残念ながら長年のヤニが少し浮いてきているようです。

 

ペイントグループは、当初予定していた部分は早々と完了し、予定外の場所まで塗ってくれました。

 

床貼りチームもいいペースで作業を進めて、時間切れ。

最後に車座になって、それぞれの感想と質問を河野さんが聞いていきます。

いつもどおり、皆さん怪我もなく楽しく作業をしていただいたようで、良かった! やはり、みんなで作業していると楽しい。

つみきさん主催のワークショップも残すところあと一回となってきました。

その後も自主参加で作業に参加していただけるというメンバーも出てきて、ホント頼もしい限りです。

 

それでは今日はこれでも。

Aaron Espe - "Sunday Night In Chinatown" [Live Session]

ペイントレッスンに参加してきました

これまで壁や天井の塗装はしたことはありますが、ネットの記事でペイントレッスンを行っているショップの記事をみかけたので、早速申し込んでレッスンに参加してみました。

レッスンを受けたのは「ベンジャミンムーア青山フラッグシップショップ」。アメリカの有名塗装メーカーの東京本店です。

 

色々なコースの中で基本をすべてカバーするペイントフルコーチングを受けてきました。2.5時間のコースです。すべての道具が揃っていて、手ぶらで気軽に参加できます。

レッスン内容は大きく分けて3つ。

1.養生の仕方

2.塗装

3.用具の片付け方

 

1.養生の仕方

ペンキが余計なところについてしまわないようにするための養生作業が塗装作業の最重要ポイントです。ここさえうまくできれば問題はほぼ防げるとのこと。

必要な用具

 

ブルーシート

床面を汚さないために、一面に敷き、養生テープで固定

 

 

マスキングテープ

塗装の縁や塗ってはいけない部分をカバー。天井と壁の境目など刷毛やローラーが触りやすいところは、ずらしながら2重、3重に貼って広めにマスキングする。

 

 

養生テープ

ブルーシートの固定など。これまでこのテープをマスキングテープ代わりに使っていたが、道理で細かいところで液漏れなどしていたはずだ。使い方が間違っていたようです。

 

 

マスカー

養生テープにビニールシートがついたようなもの。マスキングテープの上から貼り、ビニールシートを広げれば広範囲の面積をカバーできる

 

ヘラ

古い塗装を剥がしたりマスキングテープの切断など。マスキングテープは手で切ってもいいが、ヘラをあてて切れば、まっすぐに切れる

 

 

カッター

 

 

ハサミ

 

 

 

養生の手順

1)ブルーシートを貼る

床面にブルーシートを広げ、養生テープで貼ります

 

2)マスキングテープを貼る

天井と壁の境、ドアの周辺、その他塗らない部分にマスキングテープを貼ります

 

3)マスカーを貼る

コンセントなどはカバーを外し養生テープで養生する

2.塗装

必要な用具

 

刷毛

縁取りや細かい部分を塗る。安いものは毛が抜けて塗装面についてしまうので注意。

 

 

ローラー

広い面積を塗る

 

 

 

ローラーバケット(ネット付き)

塗料を入れる。必ずネット付き。ネットで調整し、適量の塗料を刷毛やローラーにつける

 

缶オープナー

なくてもいいが、ペンキ缶の蓋を曲げずに開けるために重要

 

コーキング材

塗料の切り替わり部分で液垂れを防ぐ

 

 

フレキシ(ペイント缶液垂れストッパー)

缶の縁に塗料が固まるのを防ぐ

 

塗装の順序

1)刷毛に塗料を付ける

刷毛の全体を塗料につけるのではなく、毛の半分程度を塗料に浸し、バケットのネットに押し付けて内側の毛にもまんべんなく塗料を染み込ませる

 

2)塗装面の周辺部と細かい部分を刷毛で塗る

塗り絵と一緒で、まず周辺部を刷毛で塗る。塗装の基本は上から下

Tips:

3)ローラーに塗料を付ける

ローラー全体を塗料に沈め、たっぷりと染み込ませる。ネット上で数回ころがし、余分な塗料を落とす

4)刷毛で塗った周辺部の内側の広い面積をローラーで塗る

まずローラーの先端部についた塗料を壁になすりつけ、それを伸ばす感じで「W」を書くようにローラーを転がす。

このときローラーを塗装面から離さないよう塗り進めることがコツ

均等に塗れたら、最後に下から上に軽くローラーを転がすことで塗りムラをつぶしていく

 

3.用具の片付け方

これまで塗装の用具の手入れ方法がわからず、安い用具を買ってその都度使い捨てにしてきたが、今回ようやく手入れの仕方がわかった。

残った塗料は塗料感の中に戻せばOKとのこと。

刷毛、ローラーはバケットの中に水を入れてしばらくつけ置くことで塗料が落ちていく。これを何度か繰り返せば、きれいに洗える。

 

 

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