床貼り継続作業してきました

今回はワークショップでやり残した床貼り作業の継続作業です。

ワークショップにも毎回参加いただいているSさんとTさんも、わざわざ休日にもかかわらずお手伝いいただきました。

床板を黙々と張っていきます。ワークショップで多人数とやっているときと違い、単調な作業だけに一人でやると結構疲れます。

最後の板はすこし細工が必要です。

柱の出っ張りに合わせて、切込みを入れます。

壁にはまりやすくするために、壁側の切断面は斜めにカットします。壁際に合わせて、板の幅も丸鋸をフリーハンドで切っていきます。丸鋸の扱いもだいぶ慣れてきました。

(参照:https://99diy.tokyo/wooden_flooring/)

前回のワークショップで根太を貼っていった部屋は、レーザー水平器で根太のレベルを合わせて、鋼製束を微調整して、ピンコロにビス止めしました。

Tさんに根太の張り残りを施工してもらって、断熱材をはめ込んでいきます。

サイズ合わせに四苦八苦しながら、ゆっくりと作業は進みます。時々力を入れすぎて割ってしまうことも。この作業が一番大変かも。

一方、寝室と和室の間の壁作りをSさんにお願いし、ここまでできました。

すばらしい!

と、ここまででこの週末の作業は終了し、近所のいつもの温泉にGO!

今日はこの曲を

大多喜の家再生プロジェクトvol.2 床貼り編

2回目のワークショップを開催しました。

古民家再生に関心のある方は多いようで、今回も募集してすぐに定員に達してしまいました。ワークショップ当日は12月というのに20度近い暖かな日差しです。季節的には大多喜のきれいな紅葉を期待していたのですが、まだ早い感じでした。

今回のテーマは「床貼り&解体」です。

今回から参加される方も多かったので、全員で簡単な自己紹介のあと、つみきの田中さんから当日の作業内容の説明を受け、解体チームと床貼りチームに分かれて作業開始となりました。

解体作業           

解体は、おもに仏壇を取り壊して壁を抜くことと廊下にする予定の押し入れの床材の解体です。前回から間取り設計を進めて新たに解体が必要になった部分を追加で行うこととなりました。

解体作業途中の写真を取らないうちに作業が終わってしまい、気づいたらきれいに壁が抜けていました。

床貼り作業           

床貼りチームは、断熱工事と杉の無垢板の床貼り作業です。

今回の作業手順は、こうなります。

1.根太の間に断熱材(スタイロフォーム)をはさむ

2.防水防湿シートを貼り、気密テープで密封する

3.床材を根太にネジ止めする

1.根太の間に断熱材(スタイロフォーム)をはさむ

スタイロフォームとは、ポリスチレンでできた発泡スチロールのような断熱材です。これを根太の間に隙間なく敷き詰めます。

根太の間のサイズを測り、カッターでスタイロフォームを切って根太の間に挟んでいきます。

根太の間隔は等間隔で施工されているとはいえ、ミリ単位で等間隔になっているわけではないので、実際の間隔を測りながらスタイロフォームが隙間なく入るよう微調整しながらの作業となります。

もっと古い古民家になると製材された材木ではなく、凸凹のある細い丸太をそのまま根太に使っていることが多いので、隙間を断熱材で埋めるのはかなり大変な作業になります。

 

一見床のように見えますが、発泡スチロールのような発泡材が挟んであるだけなので、スタイロフォームを踏み抜かないように慎重に根太の上を歩きながらの作業となりました。

 

できたと思ったら、踏み外して穴が空いてしまいました。ここを修復して密閉し直しです。

2.防水防湿シートを貼り、気密テープで密封する

すべて敷き詰めた上に、防水防湿シートを貼っていきます。シートを敷いたあとに周辺を気密テープで貼り付けて完成です。

 

古い日本家屋は隙間だらけなので、床下からの冷気が天井の上り、屋根に抜けていくという空気の循環を作り出すので寒いのだそうです。

このシートで床下からの湿気とともに冷気の流れを防ぐとのことです。

3.床材を根太にネジ止めする

次はいよいよ床貼りです。

今回は根太に直接床材を貼る根太張り施工です。この他にまず合板を下張し、その上に床材を貼る施工方法もありますが、この部屋は床の高さの関係で合板を貼ることができないため、直接根太に貼ることになりました。ちなみにこの部屋以外は合板で下張し、床板を張っていくことになります。

まずは前日レーザー水準器でつけた印に合わせて、基準となる角材を捨て打ちしました。この角材に合わせて一枚目を貼っていけばいいわけです。

スタイロフォームの上に立つことができないので、慎重にバランスを取りながら根太の上に立つ作業が続きます。バランスを鍛える体幹トレーニングのようです。

今回は無駄な材料が出にくい乱張り(乱尺張り)で貼っていきます。一定の長さの板を貼るのではなく、張りながら切っていくことで無駄な材料を出さない張り方です。隣の板とつなぎ目が重ならないよう、つなぎ目をランダムに貼るのが無垢板の風合いを活かした張り方だそうです。

ちなみに、もう一つの一般的な張り方がこちらです。

今回はフローリングの床板を数列貼ったところで時間切れとなり、ワークショップを終了となりました。

残りは引き続き、自分たちで仕上げていくことになります。

ワークショップは今後も続いていきます。

今後の予定としては、

床貼りワークショップ

壁塗りワークショップ

障子を使った断熱ワークショップ

柱&床の塗装ワークショップなどなど

いろいろ計画中です。

 

今日はこの曲をどうぞ

Kina Grannis - Can't Help Falling In Love (Piano Version) Official Stream

 

電気工事を自分でやることにしました

ユンボショックを引きずりながら、次なる資格取得を目指すことにしました。

今後、床、壁が終わればいよいよ照明やコンセントなど電気工事が必要になります。

以前から思っていたのですが、あれ自分で出来ますよね?

もちろん、資格が必要なことは知っていたので早速調べました。

家の電気工事をするのに必要な資格は

第2種電気工事士

学科と実技試験があり、学科に通らないと実技に進めないようです。

なんだか行くだけでよかったユンボとは違うようです。(それすらも取れなかったのですが……詳しくはこちら

ネットで調べると独学でなんとかなるようで、いろいろな方がアドバイスをされています。

私はこちらのサイトを参考に早速参考書を入手しました。

ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2018年版)

ぜんぶ解くべし! 2種電気工事士筆記過去問2018

ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格(2018年版)

合格ラインは100点満点で60点と結構低め。60点取ればいいのかと思うとかなり気楽です。

出題はほぼ過去問からのようなので、過去問中心で70点獲得を目指して、高校の物理で習ったような理論問題は始めから捨てることにしました。

普通は参考書→過去問といった順番でしょうが、時間もないので過去問の答え→問題→(時々、参考書)→過去問→答えというサイクルを繰り返しました。

始めはさっぱりでしたが、答えから見て問題を何回か繰り返せば錆びついた頭でもそれなりに覚えていくものです。思った通り、学科内容は理論問題を除けば、それほど複雑なものはなく、配線が理解できてくると結構楽しいものです。

最近の家は壁の中に配線を隠して施工しますが、昔の家のように碍子(がいし)引き工事にすると古民家の雰囲気がでて良さそうだななどと考えながら問題を解いていると結構楽しいものです。

碍子(がいし)引き

2週間前から始めた準備でしたが、試験前にはなんとか合格ラインはクリアできそうなレベルになり、学科試験にのぞみました。

まだ、結果はまだ出ていませんが、合格ラインは十分クリアしたと思います。

次は12月に実技試験です。

それでは、また。

今日はこの曲で

Ella Mai – She Don’t

Ella Mai - She Don't Ft. TyDolla$ign [Official Video]

家探しの重要なポイント(備忘録)

家を買うことは一生のうちに何度もあることでもないと思うので、私が学んだ家探しのポイントを書いておこうと思います。

不動産を買うときの一番大事なことは「家は一軒だけじゃない」ということを肝に銘じておくことだと思います。

1.場所(地域)を限定しないと決められない

MabelAmber / Pixabay

場所も決めずに不動産を見ているといろんな家に目移りし、なかなか決められませんでした。まずは家を探す前に場所を限定することが重要です。

場所を決める手段として何度かその地域に旅行に行ってみるのがいいかもしれません。良さそうな地域が決まったら、いきなり家を買わずに、まずは賃貸してみるっていうのもいいかもしれません。

賃貸してしばらくその家に通っていると周りの地域とかどんな家が欲しいかというのが具体的にわかってきます。私たちの場合は、結果として物件選びがやりやすくなりました。

2.重要なのは家よりも土地

jpeter2 / Pixabay

場所をある程度絞り込んだら次は家さがし。

不動産を買うときに1番大切なのは土地選びだと思います。家は後からいくらでも建て替えはできますが、土地だけは一度買ったらどうしようもありません。その土地から見える景色や周辺の環境などはどう頑張っても変更のしようがありません。家を選ぶときはまず家を選ぶのではなくてその土地、その土地から見える景色や周りの環境を自分が気に入るかどうかが最重要ポイントです。

3.設備を見ないで家を見る

Skitterphoto / Pixabay

次に家選びですが、ここで注意したのは設備は気にしないと言うことです。家を建て替えるよりは設備を入れ替える方がとても安く済みます。どんなにボロボロの設備だろうと家自体がしっかりしているのであればあまり気にしないことかと思います。ただし、水回りの変更はお金がかかりますので、そのまま使えるに越したことはありません。

では家のどこがポイントかと言うと、雨漏りをしている家、傾いている家など明らかに修繕費用がかかるような家だけは避けた方が良いかと思います。やっぱり傾きを直したり屋根の修繕をしたりと言うのは大変な金額がかかりますので。ちなみに空き家よりは人が住んでいる家のほうが安心できます。少なくとも人が住んでいるということは生活するために必要な修繕はされているはずですから。

4.家は値切って買うのが当たり前

nattanan23 / Pixabay

気に入った土地と気に入った家が見つかったら次は価格交渉です。自分にとってはちょっと意外だったんですが、不動産の価格を値引きできないと思っている人が意外に多いそうです。不動産は価格交渉して値引きして買うのが基本だと思います。提示価格はあくまでも売主がこの価格で売れたらいいなぁと言う希望価格ですから、自分の予算と照らし合わせてどこまで売主と交渉するかが腕の見せ所です。

この価格交渉の時に1番陥りやすい間違いが物件に惚れてしまうということだそうです。何度も見ているうちにどうしても欲しくなってしまって、もうこの価格でもいいやと買ってしまうのがよくあるパターンだそうです。気に入る物件は後々いくらでも出てくると思って、1つの物件にこだわらずに自分の予算をきっちりと守る姿勢で物件を選ぶのがとても大切だと思います。ここで最初に言った1番重要なポイントがあるんです。「家は一軒だけじゃない。」

すぐに住める中古物件ではなくて古民家は買った後にいくらでもお金がかかります。買うこと自体に予算を使い果たしてしまうとその後みすぼらしいまましばらく住み続けなければいけなくなってしまいます。できるだけ買値を抑えて、その後の改修工事に予算を回すよう頑張りました。

それでは、また。

 

今日はこの曲をどうぞ

Ray LaMontagne – Jolene

古民家を探す

東京を生活の拠点にしながら週末を見晴らしの良い緑の中で暮らしてみたいと思いたち、物件探しがスタートしたのが6年前。

ネットで家さがしの末、ログハウスを借りる

主な情報源は田舎暮らし物件の専門サイトと通常の不動産サイト。すぐに必要なものでもないので気長に時々見る程度で、気になる物件は現地内覧をさせてもらいました。

古民家は本当にピンきりで、改装もバッチリですぐにでもほしい物件は手の出ない価格になるし、手頃な価格だと思うと内部がぼろぼろすぎて改装費用がとんでもなさそうなものがほとんどでした。

結局、たまたま見つけた千葉県長柄町のログハウスを借りて、2拠点生活の練習を開始しました。でも結果、実際に住んでみると周辺の地理も詳しくなり、この地域のどのあたりが良いかとか具体的にどんな物件がいいかなど、より詰まってきましたから、いきなり買わずにまずは賃貸でスタートするのは正解かもしれません。

大家さんとお別れし、木々に埋もれた大多喜の家に出会う

快適な2拠点生活でしたが、あっという間に何度めかの更新時期が来たことをきっかけに、気の合う大家さんともお別れしました。

しばらく物件探しの頻度も落ちていたのですが、不思議なもので、賃貸解約直後に今回の物件と出会うことになりました。

しばらく空き家で、うっそうとした木々に覆われた大多喜の家は、道路からは家の存在さえわかりません。

藪に囲まれ道から家が見えません

しかし、小高い丘の上に位置するこの家の周りは緑に囲まれた小高い山と広々とした空なので、周りを伐採すれば素晴らしい景色が手に入いるはずです。古民家に見えた家も築40年程度で十分自分たちでもなんとかできる範囲の改修で済みそうに思えました(ほとんど大工経験もなく、根拠もありませんでしたが)。

 

最後にこの曲をどうぞ

Isbells – Dreamer

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